2010年1月29日

さきほどロンドンに帰着しました。気温5度。東京より若干寒いでしょうか。

10日間の日本出張でした。

昔の仕事仲間も、皆、相変わらずで一安心。

出張中は、時間の許すかぎり和食を食べようと思い、常連のお店に行ってまいりました。やっぱりいいですね。一流は工夫があって、なおかつ基本的な味が変わりません。

それと今回は、2つの新店にめぐりあうことができました。そのうちの一つを紹介しましょう。

渋谷の「蛇の健」寿司さんです。

東京大学大学総合教育研究センター准教授の中原淳さんが、いろいろなところで勧めているお寿司屋さんです。

TWITTER上で、この中原先生がこのお寿司屋さんについてつぶやいていたので、思い切って入って見ることにしました。道玄坂をちょっと外れたところにある、カウンターのみ10席程度の小さなお店です。

店内には常連っぽい方ばかりがすでに数名。

焼酎のボトルを注文して、ロックでやりながら、つまみ、お寿司を堪能いたしました。最後の天然のわさびを細ギリにした巻物は美味しかったなぁ。名前がついていたけど、忘れてしまった。

お値段も、犬郎の普段行くお寿司屋さんと比べてかなりお値打ちでした。満足です。

「はじめてですよね?どなたかのご紹介ですか?」と聞かれ、「ちょっとだけ面識のある東大の中原先生が、ネットでこのお店のことをつぶやいていたので」と答えました。店主の金山さんは、ちょっと怪訝な感じで「あっ、中原先生のいつもお世話になってます」と返してこられました。

今回は、出張で日々是新書の濫読も滞っていたので、帰りの飛行機に新刊の新書6冊を持ち込みました。すべて犬郎がロンドンに着てから刊行されたものばかり。

夏野剛『グーグルに依存し、アマゾンを真似るバカ企業』(2009年7月、幻冬舎新書)
高橋俊介『自分らしいキャリアのつくり方』(2009年9月、PHP新書)
高橋克典『職場は感情で変わる』(2009年9月、講談社現代新書)
宮台真司・福山哲郎『民主主義が一度もなかった国・日本』(2009年11月、幻冬舎新書)
村井純『インターネット新世代』(2010年1月、岩波新書)
酒井穣『「日本で最も人材を育成する会社」のテキスト』(2010年1月、光文社新書)

なんと、着陸態勢に入って読み始めた6冊目の酒井の序の文に、「蛇の健寿司」の件りを発見しました。なっ、なんという偶然でしょう。叫び

中原淳発「蛇の健寿司」の輪は、確実に広がっているような気がします。

さっそく中原ファンの知人数名にメールを打って「蛇の健寿司」を勧めてみようと思う犬郎でした。

おわり。